更新日時で差をつけろ

むしろ差をつけられている

フォローとミュート

Twitterフォローしているユーザを全員ミュートするスクリプトを書いた。このスクリプトTwitterアカウントに適用するとフォローしているユーザが全員ミュートされ、タイムラインには自分のツイートだけが表示されるようになる。ツイートを読みたいユーザだけをミュート解除する「ホワイトリスト」方式でタイムラインを再構築できる。

Twitter APIの実行制限により、実行にはちょっと時間がかかるので注意。自分の環境では200ユーザをミュートすると制限に引っかかって15分待たせると制限が外れた。この15分という値は公式のドキュメントから引っ張ってきたもので、もしかするともう少し短くても大丈夫だったかもしれない。

わりと「ミュートするぐらいならフォローを外せばいいのでは?」「ブロックしちゃえよ」というツイートをよく見るので、それらに対する反論とまではいかなくても、これを作った理由について書いてみる。

まず、フォローに関する考え方がユーザによって大きく違うということが挙げられる。たとえば自分の場合、個人的な知り合いはフォローするのが原則で、その次にツイートがおもしろいかそうでないかというのがフォロー・アンフォローの重要な判断基準として来る。同じ学校でも学級・学科が違えば知り合いでもないし、そんなに興味の方向が一致するわけでもないので最近はフォローしないし返していない。ただ相互フォローという状態は長くもつことが多いため、入学の時期などは新入生に情報を流すためにもフォローを返していた。

しかし他のユーザは他の判断基準を持っている。以前学校の人のアカウントのフォローを解除したとき、後にその人が「どうしてsei0oにフォロー外されたんだろう」というツイートが、例の「○○さんがいいねしました」によって流れてきた。フォローを外した理由としては単純にツイートに興味が持てなかったからなのだが、その人にしてみればそれだけでフォローを外されるのは少なくともツイートする程度には意外だったということだろう。自分がオタクである以上興味の範囲も狭く、どうしようもなさそうとはいえ、あえてそういう驚きを与える必要もないので相手に知られないミュートを活用するようになった。

別の言い方をすると、フォロー機能を「発言に興味があります」と「〇〇さんですね、知っています・仲良くしましょう」という2つの意味にまたがって利用しているところが自分にはあって、他にもそういう使い方をしている人がそれなりにいそうだと感じている。もともと意図されていたのは「あ、この人おもしろそうなことやってるな」という前者の使い方で、対して実際には、会ったらTwitter交換して相互にフォロー、というような流れが勉強会などでしばしば起こる。これには後者のニュアンスがある(発言を見て判断しているわけではないから)。「個人的な知り合いはフォローするのが原則」と先に述べたのもこっちの意味合いが強い。特にフォロワーが多い場合など、純粋に前者の意味だけにフォロー機能を用いているユーザもいる。

次に、同じ内容を繰り返し見たくないと思っていたから。自分がフォローしている界隈だと、高専ネタとか「科学技術予算が足りないぞ〜」系、診断メーカー系も見飽きている。数日〜数週間で過ぎ去る炎上なども同様で、最近ならISUCONやホワイトボードの落書き、ちょっと古い話題なら京アニCoinhive事件・さくらんぼ計算が良い例。普段興味深いツイートをしている人がこういうのをリツイートしていると、なかなかやりづらい。そこでミュートをよく使っていた。ところがユーザのミュートは時限を決められず、手動で設定・解除しなければならないので億劫かつ間に合わない。そしてそのようなツイートを一度見てしまったという不快感は取り消すことができない。

口が悪い人やいつもよく喋る同級生についても、普段はミュートして気になったらアカウント名で検索して見に行くという方法を採っている。なんとなくこれを広げて「全員ミュートしたらどうなるかな?」と思ってスクリプトを書いた。結果はこれから使ってみないとわからない。

ちなみにリストは作るのも面倒かつアクセスするのも面倒なので使っていない。Twitterアカウントを他サービスの認証に利用していて、連絡もTwitterで取ることが多いため、Twitterをやめるというのも考えていない。

言葉にしてみるととなかなか微妙な話題で、うまく理由としての論理がまとまっていない気がする。まあいろんな使い方があるツールだと思うので、自由に使ってください。